瀬戸内国際芸術祭2022の会場になっている沙弥島にはどういう作品が展示されているのだろう?
瀬戸大橋の麓にある沙弥島。
沙弥島は瀬戸内国際芸術祭2022の春会期のみ会場となっており、会場となるのは今回で4回目です。
前回の2019年の春会期には、車で簡単に行けることもあり、直島に次いで2位の来場者を記録した場所で、2022年もたくさんの人が沙弥島を訪れることが予測されています。
この記事を読んでくれているあなたも沙弥島に行こうと思っている一人ではないでしょうか?
記事内では、そんな沙弥島に行こうと思っている人に向けて「沙弥島に展示されている瀬戸内国際芸術祭2022の作品」について情報をまとめています。
記事を読めば、沙弥島に展示されている作品の情報(詳細・場所・行き方)を知ることができます。
沙弥島に行く予定の人は記事を参考にしてください。
本記事では、沙弥島の作品のみについて説明しますが、瀬戸内国際芸術祭2022をもっと知りたい人は関連記事を読んでみてください。
沙弥島にある瀬戸内国際芸術祭2022の作品
沙弥島にある瀬戸内国際芸術祭2022の作品は全部で4つ。
2022年は過去の作品2つに加え、新作2つが展示されます。
公式サイト等で沙弥島には5つの作品があるように表記されていますが、実際は隣の鍋島にある1つの作品が同じくくりにされているからです。
沙弥島の作品4つは全て歩いて回ることができますが、鍋島に関しては、瀬戸大橋を渡って行く必要があるので注意してください。
沙弥島の作品の番号は「sm○○」と表されます。
番号が飛んでいるのは、過去の作品に割り当てられている番号だからです。
作品名や料金、場所をまとめると以下のようになります。
作品名 | 料金 | 場所 |
---|---|---|
階層・地層・層(sm01) | 無料 | 沙弥島 |
八人九脚(sm10) | 無料 | |
幻海をのぞく(sm11) | 有料 (パスポート購入者は無料) | |
月への道(sm12) | 有料 (パスポート購入者は無料) | |
月への道(sm12-2) | 無料 | 鍋島灯台 |
それではそれぞれの作品について紹介していきます。
階層・地層・層(sm01)
作品名・番号 | 階層・地層・層(sm01) |
---|---|
作者 | ターニャ・プレミンガー |
営業時間 | 終日 |
料金 | 無料 |
最初に紹介するのは円すい状の作品「階層・地層・層」。
案内所から1番近くにあり、誰でも無料で見ることができます。
開けた場所にあるため、見逃すことはありません。
6m半の高さがある作品には、登ることもできます。
途中で曲がらないと上には行けません。
頂上に何があるということでもありませんが、高い場所から瀬戸大橋記念公園を見ることができます。
誰かと一緒の場合は、頂上に登った姿を写真に撮ってもいいですね。
「階層・地層・層」の場所
八人九脚(sm10)
作品名・番号 | 八人九脚(sm10) |
---|---|
作者 | 藤本修三(日本) |
営業時間 | 終日 |
料金 | 無料 |
9脚あり8人が一度に座れるというアート作品「八人九脚」。
2013年から展示されており、自由に座ることができます。
椅子に座ると、瀬戸大橋が綺麗に見えます。
近くには似たような作品もありました。
沙弥島にある他の3つの作品の中で、唯一場所が大きく離れています。
そのため、先にこの作品だけ見るか、最後に見ることになるでしょう。
展示場所は、瀬戸大橋記念館の北側。
東駐車場に駐車した人は、車を降りて、そのまま北に進めばOK。
西駐車場からは、道路を渡って少し歩く必要があります。
八人九脚の場所
幻海をのぞく(sm11)
作品名・番号 | 幻海をのぞく(sm11) |
---|---|
作者 | 南条嘉毅(日本) |
営業時間 | 9:30〜17:00 |
料金 | 有料:300円 (パスポート購入者は無料) |
「幻海をのぞく」は、坂出出身のアーティストである南条嘉毅さんの作品です。
作品では、瀬戸内海や与島五島の8000年間の歴史を光や映像で表現しています。
建物内は一部を除き真っ暗です。
特に危なくはないですが、ゆっくり歩きましょう。
西の浜の浜辺に建つ三角屋根の古びた一軒家が会場です。
この洋館は、30年前から使われていませんでしたが、今回の芸術祭で展示場所になりました。
入口は、普通の家の門。
建物に入ると受付があるので、パスポートを提示しましょう。
パスポートを持ってない人は300円です。
建物内は土足厳禁。
受付終了後にビニール袋を渡されるので、鑑賞中は靴をビニール袋に入れて移動します。
建物内では、フラッシュ撮影・ビデオ撮影が禁止です。
場所は坂出市万葉会館の隣。
「階層・地層・層(sm01)」の場所から西に進むと西の浜という砂浜があります。
砂浜(西の浜)に沿って直進し、突き当りを左に曲がると、右に「坂出市万葉会館」があり、左手の建物が展示場所となります。
西の浜沿いにはいくつかテーブルがあるので、少し休憩するのに最適です。
3年前の開催時には、ここのテーブルで島で採れた食材を使用した「島メシ」を食べる人で賑わいましたが、今年は中止されました。
「幻海をのぞく」の場所
月への道(sm12)
作品名・番号 | 月への道(sm12) |
---|---|
作者 | レオニート・チシコフ(ロシア) |
営業時間 | 9:30〜17:00 |
料金 | 有料 (パスポート購入者は無料) |
「月への道」は、月をモチーフにした映像やオブジェで構成された作品。
人類の夢であった月面探検や、作者自身の幼少期の時の憧れを表現しています。
こちらも有料(パスポート提示で無料)なので、入口で受付があります。
今は使われていない旧沙弥島小中学校が会場です。
上記で紹介した西の浜近くにある曲がり角で、「幻海をのぞく」の方に行かず、右(北側)に曲がったところにある坂を下ると、左手にあります。
外にある中学校のグランドには月のオブジェ「月への階段 あるいは 柿本人麻呂の月」が設置されています。
これは、柿本人麻呂の月と海の風景をうたった「天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」という詩に由来するものです。
登ることもできますが、手すりなどはないので落ちないように気をつけてください。
旧沙弥小中学校の場所
「月への道」の続きの作品は鍋島灯台に展示されています。
瀬戸内国際芸術祭2022の会場「沙弥島」について
沙弥島は、四国側の瀬戸大橋の麓にあります。
車やバイクを使って自力で行けるのはもちろん、市営バスや特別運行されているシャトルバス、乗り合いタクシーなどたくさんの交通手段があります。
西駐車場から展示会場に行く時に、通路上で検温があります。
問題なければ、リストバンドを渡されるので、会場にいる間は手首につけておきましょう
西駐車場の南側に瀬戸内国際芸術祭2022の案内所があるので、分からないことや困ったことがある時は利用してみてください。
春会期中は毎日9:00〜17:30まで稼働しています。
「八人九脚」のみ北駐車場の近く、その他の作品は西駐車場近くに位置しています。
ぜひこの記事を参考に、瀬戸内国際芸術祭2022を楽しんでください。
また、沙弥島には「香川県立東山魁夷せとうち美術館」や「瀬戸大橋記念館」などの観光名所もあるので、時間がある人は行ってみてください。
瀬内芸の春会期限定の会場「沙弥島」の全作品まとめ
瀬戸内国際芸術祭2022の春会期の会場となっている沙弥島にある全ての作品を紹介しました。
2022年5月18日までの会場なので、興味がある人は春会期が終わるまでにぜひ行ってみてください。