香川県の綾川町には、県内でも有数の桜の名所があります。
それが、「堀池のしだれ桜」です。
桜を見に行くとなったら、桜がたくさん咲いている場所をイメージすると思いますが、堀池のしだれ桜は一本のみ。
一本だけの桜ですが、侮るなかれ。
大きくて見応えがあります。
この桜は、幹周りが242cm(2023年時点)にもなる大木で、枝垂れるように咲く美しい花が一目見る価値があります。
毎年、多くの観光客が訪れるこの場所は、桜の名所として有名です。
堀池のしだれ桜は、他の香川県の桜の名所よりも少し開花時期が早く、3月中旬から綺麗に見ることができます。
したがって、花見のシーズン前から楽しむことができる点も魅力の一つです。
この記事では、そんな堀池のしだれ桜についてアクセス方法や見どころについて詳しく紹介していきます。
2023年のピークは過ぎましたが、4月上旬であれば十分楽しむことができます。
堀池のしだれ桜の場所とアクセスと臨時駐車場

堀池のしだれ桜は、綾川町の山間部にあります。
周辺には駅やバス停がないので、車やバイク、自転車などで行くようにしましょう。
堀池のしだれ桜の場所

桜のシーズン中は、堀池のしだれ桜の来客者用に臨時駐車場が開設されます。
約30台が駐車でき、駐車場は誰でも無料で利用可能です。

桜の時期(2023年は3月18日から4月2日)の9〜17時までは、堀池のしだれ桜前の道は一方通行となっています(バイクは除く)。
道に設置されている標識に表示されています。
僕が訪れた時も何人かは無視して逆走していたので、必ず守るようにしましょう。
臨時駐車場への行き方

一方通行期間中は、上記の場所を北側から向かう場合は左折。

南側から向かう場合は右折しましょう。

一本道を進んで行くと突き当たるので、右折します。

すぐに右側に臨時駐車場があるので、入りましょう。
車止めがないので、バックしすぎて落ちないように気をつけてください。

臨時駐車場を通りすぎると、どこにも停める場所はありません。
しだれ桜の近くに、スペース的には駐車できますが、駐車禁止となっています。
僕が行った時も1台の車がしだれ桜のすぐ近くで路上駐車をしていましたが、ルール違反です。

絶対に路上駐車はせず、駐車場に駐車するようにしよう!
臨時駐車場から堀池のしだれ桜までの行き方


臨時駐車場から堀池のしだれ桜までは1本道です。
臨時駐車場を出て、右側にある上り坂を進みましょう。
しだれ桜までの距離は約400m。
5分ぐらいで到着します。


途中にも民家に桜が咲いていました。


堀池のしだれ桜までの道は「水仙ロード」となっていて、道の両脇に黄色の水仙が並んで咲いています。
なので、綺麗な水仙を楽しみながら、しだれ桜まで歩いていくことができます。


水仙は綾川町の町花です。
水仙の見頃もしだれ桜とほぼ同じで、3月に綺麗に見ることができます。
堀池のしだれ桜の見頃


堀池のしだれ桜は、江戸彼岸桜(エドヒガン)という種類の桜です。
名前に「彼岸」とあるように、江戸彼岸桜は彼岸の時期に見頃を迎えます。
したがって、堀池のしだれ桜の見頃は3月中旬から3月下旬までとなります。
堀池のしだれ桜は、綾川町西分地区にある個人の家に咲いている桜です。
そのため、敷地の中に入ったり、周りで騒いだりしないように気をつけましょう。
近くにある田んぼにも「私有地につき立入禁止」という看板が設置されていました。


昭和50年、この場所に近所の人からもらった3年ぐらい経った桜の苗を植えられ、丁寧に育てられた結果、ここまで大きく成長しました。
香川県内で多く見られるソメイヨシノの樹齢は約60年ですが、しだれ桜の樹齢は300年と言われており、今後も長く愛される桜になるでしょう。
桜の木の下には募金箱が設置されています。
募金は桜の保護や周辺地域の整備に使われるそうです。


桜のすぐ下にはジンチョウゲが咲いています。
綾川町にある堀池のしだれ桜まとめ
堀池のしだれ桜は、美しいしだれ桜を見ることができる県内でも随一の場所です。
しだれ桜の美しさに圧倒され、幻想的な空間に包まれます。
桜の開花時期が早いので、できるだけ早めに行くようにしましょう。
桜の見頃が過ぎている4月上旬でも楽しむことができます。
ぜひ、今春は堀池のしだれ桜を訪れ、美しい景色と香川県ならではの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
しだれ桜より1週間ほど開花が遅いソメイヨシノは香川県内のいろんな場所で見ることができます。
香川県内の桜の名所は以下の記事にまとめています。