2022年4月18日から香川県でドクターヘリの運行が開始【全国で最後】

この記事では、香川県に導入されるドクターヘリについて紹介していきます。

人気ドラマ「コード・ブルー」を見たことがある人は、ドクターヘリがどのようなものかを知っていると思いますが、実際にドクターヘリが飛んでいる光景を見た人はほとんどいないと思います。

それもそのはずで、香川県ではドクターヘリが現時点で運用されていないからです。

「それが普通なんじゃないの?」と思われるかも知れませんが、香川県以外の都道府県では1機以上のドクターヘリが運行しており、香川県が1番遅れているのが現状。

ですが、この度、2022年の4月から香川県でもドクターヘリが運行されることが決定されました。

記事内では

  • 香川県で運行されるドクターヘリの詳細
  • ドクターヘリの運行によるメリット

について紹介していきます。

「香川に導入されるドクターヘリってどういうものなの?」「導入することによって何が良くなるの?」という疑問を持っている人は参考になると思います。

目次

香川県で導入されるドクターヘリの詳細

香川県では2022年4月18日からドクターヘリが運行開始します。

ドクターヘリは、現場に到着した救急車の医師や、119番通報を受けた消防法部が「救急車だけでは不十分、緊急を要した処置や搬送が必要」と判断した場合に、ドクターヘリに出動出動要請を行います。

そして、出動要請を受けたドクターヘリは現場近くまで急行。

患者を乗せた救急車から、患者を受け渡され、処置をしながら、適切な病院へ向かうという仕組みになっています。

香川県での運行に関わる病院や運行時間について紹介します。

運行病院・運行会社

ドクターヘリは

  • 香川大学附属病院
  • 県立中央病院の救命救急センター

の2カ所が隔週ごとに交代しながら基地病院として稼働します。

ヘリコプターの運行や整備は高松市の「四国航空」に委託されます。

導入される機体の性能は以下の通りです。

巡航速度時速200km
航続時間2.5時間
乗員定員7名
最大吊り下げ重量700kg

運行時間

ドクターヘリは365日、年中無休で運行されます。

運行時間は8:30から17:30または日没まで。

特別な機体を除き、法律上ヘリコプターは24時間飛ぶことはできません。

有視界飛行が基本なので、日が出ている時間しか飛行することができないからです。

したがって、運行時間内であっても、悪天候で視界が悪い場合は運行はできない決まりとなっています。

ドクターヘリの導入で香川県の搬送率がアップ

ドクターヘリの最大の特徴は機動力。

飛行機のように滑走路も必要なく、エンジンスタートから回転数が一定数以上になりさえすれば、すぐに離陸することが可能です。

ドクターヘリは出動要請を受けて2〜5分ほどで離陸できると言われており、救急車よりも早く現場に急行することができます。

香川県の発表では、出動要請を受けた後、香川県内であればどこにでも20分以内に到着するようです。

時速200kmで目的地へ急行

ドクターヘリなら、時速200kmほどノンストップで目的地へ行けるので、素早く医師と看護師が現場に行くことができます。
そして、必要に応じて患者を大きな病院へ搬送することができます。

救急車の場合、一般道は時速80kmまで出すことが許可されています。

ただし、サイレンを鳴らしながらでも、赤信号の交差点などでは速度を落とす必要がありますし、渋滞に巻き込まれることもあります。

例えば、現場まで50kmまであるとします。

救急車が時速50kmでノンストップで走った場合と、ドクターヘリが時速200kmで向かう場合を比べると、救急車だと1時間のところ、ドクターヘリなら15分で到着します。

不整脈などで心臓が止まった場合(心室細動)、電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下すると言われるほど、早く現場に到着することは大事。

特に山間部では救急車の到着が遅れがち。

山間部だと、現場まで上り坂なのに加え、山間部はカーブが多いため、見通しも悪いので平坦な道と比べてスピードが出せないからです。

その点、ドクターヘリがあれば、道路状況関係なく現場に素早く行くことができます。

ヘリポートでなくても離着陸できる

ドクターヘリはヘリポートがない場所でも、緊急離着陸場(ランデブーポイント)に指定された場所であれば、離着陸が許可されています。

例えば、

  • 学校のグランド
  • 河川敷
  • 球場

などです。

香川県の緊急離着陸場に指定されている場所はまだ少ないですが、200カ所を目指しています。

緊急離着陸場だからといって、ドクターヘリが急に来るのではなく、消防の人が先に着陸場所に着き、安全を確保した上で、ドクターヘリを誘導する形になるので安全です。

香川は瀬戸内海に浮かぶ島をたくさん抱えています。

小豆島、直島など大きな島は大きな病院がありますが、小さな島だと医療機器が乏しい診療所しかないことも普通。

そのような小さな島の場合は、患者を船で移動することになりますが、波による振動により、患者に負担がかかる場合もあります。

ドクターヘリがあれば、香川県本土から海を越えて島々へすぐに移動でき、医師がすぐに処置することができます。

また、波に比べて、ヘリコプターの振動は患者の負担になりません。

香川県でドクターヘリの導入が遅れた理由

香川県はドクターヘリの導入が全国で1番遅いです。

反対に、瀬戸大橋で繋がっているお隣の岡山県が日本では一番最初に導入。

平成13年(2001年)4月1日から運行が始まっているので、香川県は21年遅れの運行開始ということになります。

なぜこんなにも導入が遅れたのか、その理由を解説します。

面積が狭く、道路が整備されている

香川県は良くも悪くも、全国で1番小さい都道府県。
そして、道路の舗装率は全国トップ3に入ります。

そのため、救急車であっても、全国的に短い時間で現場に急行できたため、ドクターヘリがそこまで必要とされませんでした。

維持費が高い

ドクターヘリ1機の年間維持費は約2億円かかると言われています。

実際に、香川県は今年だけで、ドクターヘリの運行事業費として約2億4,550万円を計上しています。

国が9割負担してくれますが、それでも高いですよね。

これは、機体の維持費(メンテナンス・修理)はもちろん、運行時間中にずっと待機させる操縦士2名に、ドクターヘリに乗る医師・看護師の人件費がかかるからです。

距離にもよりますが、1回の出動で約40万円かかります。

香川県に導入されるドクターヘリまとめ

香川県に4月から運行されるドクターヘリについて紹介しました。

多額のお金はかかりますが、ドクターヘリによって助かる命も増えるはずです。
香川県では年間約250件ほどの出動を予測しています。

また、患者を運ぶ時以外にも、大きな災害に見舞われ、道路が通行不能になってしまった場合でも、ヘリコプターなら関係なく移動することができるので、万が一の備えにもなります。

今後、香川県の人はドクターヘリの離着陸を見ることがあると思いますよ。

参考 香川県ドクターヘリの運航を開始します|香川県

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