香川県の小豆島に位置する寒霞渓は、その美しい自然景観で知られ、特に紅葉の季節には多くの観光客で賑わいます。
その寒霞渓の麓と山頂を結ぶ絶好の移動手段が寒霞渓ロープウェイです。
ロープウェイからは、寒霞渓の絶景を一望でき、休日や連休には多くの人たちで混雑します。
この記事では、寒霞渓ロープウェイの利用にあたって知っておきたい
- 時刻表・営業時間
- 料金・各種割引
- 乗り場の場所と行き方
を中心に解説していきます。
記事内で書いている各種割引や割引チケットやクーポン情報を使えば、少しでもお得にロープウェイを利用することができます。
特に、往復券の利用や団体料金、学生団体料金などが提供されているので、事前に確認して計画を立てると良いでしょう。
基本情報はこちら
営業時間 | 時期によって違う ※営業時間の項目を参照 |
---|---|
定休日 | 年中無休 ※荒天時や年に数回臨時運休あり |
住所 | 〒761-4433 香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168 |
電話番号 | 各のりばごとに違う ※ロープウェイ乗り場の項目を参照 |
駐車場 | あり |
支払い方法 | 現金、 クレジットカード (VISA、MasterCard、JCB)、 電子マネー (iD、nanaco、WAON、ALIPAY) |
寒霞渓の麓と山頂を結ぶ寒霞渓ロープウェイ
寒霞渓ロープウェイとは、日本三大奇景(日本三大渓谷美)の1つである「寒霞渓」の麓と山頂を結んでいるロープウェイです。
標高295mの「こううん駅」から、標高612mの「山頂駅」まで約300mの高低差を5分かけて移動します。
車やバイクを使って山頂に行くことができますが、それらの移動手段がない人にとっては登山する以外は寒霞渓ロープウェイを使って山頂に行くしかないため、多くの観光客がこのロープウェイを利用して山頂まで上がります。
景色を楽しみながら移動できる
寒霞渓ロープウェイは、小豆島の絶景を眺めることができる観光スポットとして、観光客におすすめの場所となっています。
ロープウェイの車窓からは、寒霞渓だけでなく、周辺の美しい自然や瀬戸内海の絶景が一望できます。
そのため、移動手段であると同時に、絶景を楽しめる1つのアトラクションとしても非常に人気があります。
たった5分間の移動になりますが、思い出に残る時間を過ごすことができるでしょう。
ロープウェイを利用して上がった後は、下りも同じくロープウェイでの移動が可能です。
途中での景色の変化や四季折々の風情を楽しむことができるため、観光客の中には上に行く際はロープウェイを利用し、下山の際には徒歩を選択する人もいます。
休日や連休は混雑
1つのゴンドラは40人乗りです。
いい景色をロープウェイから見れるように、できるだけ早めに乗り込むことが大切です。
休日や観光シーズンには混雑が予想されるので、早めの時間帯や平日の利用がおすすめ。
混雑時には待ち時間が発生することもあるため、余裕をもって訪問するようにしましょう。
小豆島の中心部に位置しており、アクセスも非常に良好。
下記で紹介しますが、島内を走っているオリーブバスの「寒霞渓急行線」を利用すれば、麓にあるロープウェイ乗り場「こううん駅」に行くことができます。
寒霞渓ロープウェイの場所
寒霞渓ロープウェイの営業時間・時刻表
寒霞渓ロープウェイの営業時間は、時期によって違います。
1年間で以下の4つの期間に分かれています。
期間 | 営業時間 | 始発 | 最終便 |
---|---|---|---|
3/21~10/20 | 8:30~17:00 | 8:36 | 17:00 |
10/21~11/30 | 8:00~17:00 | 8:00 | 17:00 |
12/01~12/20 | 8:30~17:00 | 8:36 | 17:00 |
12/21~3/20 | 8:30~16:30 | 8:36 | 16:30 |
時刻表はありませんが、営業開始時間から12分間隔で運行されます。
利用客が多い時期・時間帯に限っては、6分間隔で運航されます。
寒霞渓ロープウェイの料金・運賃
寒霞渓ロープウェイの料金は、営業時間と同じように時期によって違います。
ただし、営業時間と違って、料金は3つの期間に分けられています。
紅葉シーズンの11月以外は一日乗車券が販売されており、利用日当日であれば、何回でも乗車することができます。
期間 | 区分 | 往復 | 片道 | 一日乗車券 |
---|---|---|---|---|
A期間 3月21日~10月31日 12月1日~12月10日 | 大人 | 2,340円 | 1,300円 | 3,000円 |
小人 | 1,170円 | 650円 | 1,500円 | |
B期間 11月1日~11月30日 | 大人 | 2,700円 | 1,500円 | |
小人 | 1,350円 | 750円 | ||
C期間 12月11日~3月20日 | 大人 | 2,160円 | 1,200円 | 3,000円 |
小人 | 1,080円 | 600円 | 1,500円 |
6歳未満の子どもは、大人1人につき1名無料になります。
2人目以降は、小学生料金です。
自転車やペットの持ち込みは別途料金が必要です。
寒霞渓ロープウェイの障がい者割引
窓口で障がい者手帳を提示することで、運賃が半額になります。
以下のように、手帳の等級により、適用範囲が違います。
手帳の種類 | 等級 | 適用範囲 |
---|---|---|
身体障害者手帳 | 一種 | 本人及び介護者の計2名まで割引 |
二種 | 本人のみ割引 | |
療育手帳 | 一種 | 本人及び介護者の計2名まで割引 |
二種 | 本人のみ割引 | |
精神障害者保健福祉手帳 | 一級 | 本人及び介護者の計2名まで割引 |
二級以降 | 本人のみ割引 |
寒霞渓ロープウェイの普通団体料金
寒霞渓ロープウェイを30人以上または100人以上の団体で利用する場合、団体割引が適用され、少し安くなります。
大人と子どもで料金が違います。
期間 | 区分 | 30人以上 | 100人以上 | ||
---|---|---|---|---|---|
往復 | 片道 | 往復 | 片道 | ||
A 期間 3月21日~10月31日 12月1日~12月10日 | 大人 | 2,110円 | 1,170円 | 1,870円 | 1,040円 |
小人 | 1,050円 | 580円 | 930円 | 510円 | |
B 期間 11月1日~11月30日 | 大人 | 2,430円 | 1,350円 | 2,160円 | 1,200円 |
小人 | 1,210円 | 670円 | 1,080円 | 600円 | |
C 期間 12月11日~3月20日 | 大人 | 1,950円 | 1,080円 | 1,730円 | 960円 |
小人 | 970円 | 540円 | 860円 | 480円 |
寒霞渓ロープウェイの学生団体料金
寒霞渓ロープウェイを30人以上または100人以上の学生団体で利用する場合、団体割引が適用され、少し安くなります。
料金は、小学校、中学校、高校生でそれぞれ違います。
学生団体料金が適用されるのは、修学旅行または学校行事の団体に限ります。
期間 | 区分 | 30人以上 | 100人以上 | ||
---|---|---|---|---|---|
往復 | 片道 | 往復 | 片道 | ||
A 期間 3月21日~10月31日 12月1日~12月10日 | 小学生 | 820円 | 470円 | 700円 | 380円 |
中学生 | 1,470円 | 840 | 1,280円 | 730円 | |
高校生 | 1,630円 | 890円 | 1,400円 | 770円 | |
B 期間 11月1日~11月30日 | 小学生 | 950円 | 550円 | 810円 | 440円 |
中学生 | 1,700円 | 970円 | 1,480円 | 840円 | |
高校生 | 1,880円 | 1,030円 | 1,610円 | 900円 | |
C 期間 12月11日~3月20日 | 小学生 | 760円 | 440円 | 650円 | 350円 |
中学生 | 1,360円 | 780円 | 1,190円 | 680円 | |
高校生 | 1,510円 | 820円 | 1,300円 | 720円 |
寒霞渓ロープウェイの割引チケット・クーポン
寒霞渓ロープウェイは、乗車当日に窓口で直接購入すると上記で紹介した料金になりますが、利用日前日までであれば、ネットから割引チケットを購入することができます。
日付は指定する必要がありますが、時間はいつでもいいので、急いだりする必要はないです。
以下のサイトから割引チケットを購入することができます。
寒霞渓の紅葉シーズンである11月1日〜11月30日の期間に関しては、オンラインでチケットは購入できるものの、割引はありません。
11月中に寒霞渓ロープウェイを利用する人は、割引なしの正規価格を払って利用してください。
寒霞渓ロープウェイ駐車場の料金・場所
寒霞渓には、寒霞渓の観光客や寒霞渓ロープウェイの利用者向けの駐車場が、山頂と麓に1つずつあります。
駐車料金はどちらも無料です。
駐車台数は約5倍の差があります。
ロープウェイ駅 | 駐車台数 |
---|---|
山頂駅 | 約200台 |
こううん駅 | 約40台 |
山頂の駐車場は200台駐車可能なので、普段は問題なく駐車することができますが、寒霞渓の紅葉シーズンには満車になることもあるので注意してください。
山頂にある駐車場の場所
麓にある駐車場の場所
寒霞渓ロープウェイ乗り場の場所と行き方
寒霞渓ロープウェイ乗り場は、以下の2つの駅です。
それぞれの駅の詳細と行き方を紹介します。
寒霞渓ロープウェイこううん駅(紅雲亭)
駅名 | 寒霞渓ロープウェイこううん駅 |
---|---|
住所 | 〒761-4433 香川県小豆郡小豆島町神懸通乙327-1 |
電話番号 | 0879-82-0904 ※営業時間内のみ受付 |
寒霞渓ロープウェイこううん駅は、寒霞渓の麓にあるロープウェイ乗り場です。
小豆島中を走っている路線バスのオリーブバスの「寒霞渓急行線」で行くことができます。
終点場所である「紅雲亭」というバス停で降り、少し歩けば、こううん駅に到着します。
約40台分の駐車場もあるので、車で行っても大丈夫です。
紅雲亭バス停発の最終便は17:10なので、乗り過ごさないように気をつけてください。
寒霞渓ロープウェイこううん駅の場所
寒霞渓ロープウェイ山頂駅
駅名 | 寒霞渓ロープウェイ山頂駅 |
---|---|
住所 | 〒761-4433 香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168 |
電話番号 | 0879-82-2171(代表)※営業時間内のみ受付 |
寒霞渓ロープウェイ山頂駅は、寒霞渓の山頂付近にある乗り場です。
山頂駅の建物には、レストランや売店があります。
一億円のトイレもあります(いたって普通のトイレです)。
ロープウェイはもちろん、約200台分の駐車場があるので、車やバイク、自転車などで直接行くこともできます。
観光バス以外の路線バスなどでは行くことができません。
寒霞渓ロープウェイ山頂駅の場所
寒霞渓ロープウェイに関するよくある質問
寒霞渓ロープウェイに関するよくある質問をまとめました。
寒霞渓ロープウェイは予約できますか?
寒霞渓ロープウェイは予約することができず、当日の先着順です。
上記で紹介した前売りチケットを購入しておくとスムーズに発券されるので便利です。
寒霞渓ロープウェイにペットの犬は乗車できますか?
寒霞渓ロープウェイにペットの犬を乗車することはできますが、ケージなどに入れることが条件です。
その状態で、ペットの乗車料金として片道100円、往復200円かかります。
数量限定でケージの無料貸し出しもされているので、レンタルしたい人は窓口で尋ねてみてください。
自転車と一緒に乗車することは可能ですか?
可能です。
自転車を折りたたみ、袋に入れた状態での乗車であれば、手荷物運賃として別途100円かかります。
折りたたまない場合は、自転車1台につき1名分の運賃が別途かかります。
寒霞渓ロープウェイにJAF割引はありますか?
11月以外であれば、JAF会員の人は、窓口でJAF会員証を提示することで、会員1名につき同行者4名まで寒霞渓ロープウェイの運賃が10%割引されます。
雨や風が強い日でも運行されますか?
多少の雨や風の場合は通常運行されますが、台風などの影響で天気が荒れている場合は、臨時運休することがあります。
寒霞渓ロープウェイのSNSアカウントや公式サイトを確認するようにしてください。
寒霞渓ロープウェイの最寄りバス停はどこですか?
オリーブバスの「寒霞渓急行線」の「紅雲亭」というバス停です。
寒霞渓を楽しむためには寒霞渓ロープウェイに乗らないといけないのですか?
寒霞渓ロープウェイを利用する以外にも山頂に行く方法はあります。
車やバイク、自転車、ツアーバスを利用することで山頂に行けるほか、麓からも1時間ほど登山すれば山頂に行くことができます。
寒霞渓ロープウェイの所要時間はどれぐらいですか?
寒霞渓ロープウェイの所要時間は「約5分間」です。
寒霞渓ロープウェイの往復料金はいくらですか?
A期間(3月21日~10月31日、12月1日~12月10日)は、大人が2,340円、小人が1,170円。
B期間(11月1日~11月30日)は、大人が2,700円、小人が1,350円。
C期間(12月11日~3月20日)は、大人が2,160円、小人が1,080円です。
寒霞渓ロープウェイに車椅子で乗ることはできますか?
寒霞渓ロープウェイには車椅子で乗車できます。
ただし、こううん駅は駐車場から乗り場までに階段があるため、車椅子利用者に関しては山頂駅からの利用が推奨されています。
寒霞渓ロープウェイにベビーカーを乗せれますか?
寒霞渓ロープウェイにベビーカーを乗せることができます。
車椅子と同様に、こううん駅から乗車する場合はベビーカーを持ち上げて階段を登る必要があるので注意してください。
寒霞渓ロープウェイまとめ
山頂と麓を結んでいる寒霞渓ロープウェイについて紹介しました。
ぜひ記事を参考に寒霞渓ロープウェイを利用して、寒霞渓を楽しんでください。